旅は続くよ
第41章 いいの?
Aside
最近、ニノが何か悩んでるっぽいのは分かってた
でも、ストレートに聞いたところで素直に言わないのも分かってるんだ
A「なんか暗いじゃん。何かあった?」
N「…別に」
A「『別に』って何だよ」
N「別にアンタに言うほどの事じゃないし、別にアンタに相談しても何の解決にもならないから、別に何でもねーよ。っていう『別に』だよ」
…アイツ、たまに俺の扱いヒドくね?
でもまあ、そんなのは長年の付き合いで慣れっ子だし
さと兄と何かコソコソ話してるのも知ってるから、大丈夫だろうと思うしね
まあ…、ちょっと寂しいけどさ
でも、俺も実は今それどころじゃないんだ
つーか、誰か俺の相談に乗ってよ!
なんて、誰にも相談できる事じゃないけど!
M「まー兄、おかえり」
A「ふぇっ!?」
M「ふぇって…。ふふっ、ごめん。ビックリさせた?」
A「あ、いや…、ただいま。…ごめん、ちょっと考え事してて…」
M「だろうね。すげー百面相してた」
仕事から帰ってきて、リビングに鞄置いたまま、いつの間にかボーっとしてた
いや、ボーっとしてたっつーか、ホントに考え事してたんだけど…
正確に言えば、潤のこと考えてたんだよね
そこに潤から急に声掛けられてビックリしちゃった
M「お疲れ様。忙しかった?」
A「いや、あー…うん。でも忙しいのはありがたい事だからね」
M「うん、そうだね」
A「…うん」
M「………」
A「………」
ああっ!この沈黙!
最近、なんか会話に間が開いちゃうんだよ
今までこんな事なかったのにっ
M「ご飯は?食べれた?」
A「あ、うん。今日は俺が賄い当番だったからパパパッとね」
M「それで大丈夫?何か軽く作ろうか?」
A「ありがと。でも大丈夫だよ」
M「……」
A「……」
また途切れちゃった…
でも多分、俺が悪いんだよ
変に意識しちゃうから
意識しないように
普通に、普通に…って思ってるのに
むしろ普通って何だ!?って感じになっちゃってんの
もう自分でも意味わかんない
最近、ニノが何か悩んでるっぽいのは分かってた
でも、ストレートに聞いたところで素直に言わないのも分かってるんだ
A「なんか暗いじゃん。何かあった?」
N「…別に」
A「『別に』って何だよ」
N「別にアンタに言うほどの事じゃないし、別にアンタに相談しても何の解決にもならないから、別に何でもねーよ。っていう『別に』だよ」
…アイツ、たまに俺の扱いヒドくね?
でもまあ、そんなのは長年の付き合いで慣れっ子だし
さと兄と何かコソコソ話してるのも知ってるから、大丈夫だろうと思うしね
まあ…、ちょっと寂しいけどさ
でも、俺も実は今それどころじゃないんだ
つーか、誰か俺の相談に乗ってよ!
なんて、誰にも相談できる事じゃないけど!
M「まー兄、おかえり」
A「ふぇっ!?」
M「ふぇって…。ふふっ、ごめん。ビックリさせた?」
A「あ、いや…、ただいま。…ごめん、ちょっと考え事してて…」
M「だろうね。すげー百面相してた」
仕事から帰ってきて、リビングに鞄置いたまま、いつの間にかボーっとしてた
いや、ボーっとしてたっつーか、ホントに考え事してたんだけど…
正確に言えば、潤のこと考えてたんだよね
そこに潤から急に声掛けられてビックリしちゃった
M「お疲れ様。忙しかった?」
A「いや、あー…うん。でも忙しいのはありがたい事だからね」
M「うん、そうだね」
A「…うん」
M「………」
A「………」
ああっ!この沈黙!
最近、なんか会話に間が開いちゃうんだよ
今までこんな事なかったのにっ
M「ご飯は?食べれた?」
A「あ、うん。今日は俺が賄い当番だったからパパパッとね」
M「それで大丈夫?何か軽く作ろうか?」
A「ありがと。でも大丈夫だよ」
M「……」
A「……」
また途切れちゃった…
でも多分、俺が悪いんだよ
変に意識しちゃうから
意識しないように
普通に、普通に…って思ってるのに
むしろ普通って何だ!?って感じになっちゃってんの
もう自分でも意味わかんない