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旅は続くよ

第41章 いいの?

A「はぁンッ!」

右足のふくらはぎだけ一層高く持ち上げられて、また角度が変わった

A「イイッ!も…ぁっ、出ちゃ……っ」

イきたくないのに、甘えるように弱音が出ちゃう

もう、どうにかなっちゃうよ…!

M「も…ダメ…」

A「あぁんっ!」

潤に蜜で溢れた先端を握られると、あっという間に呆気なく爆発してしまった

その瞬間、体のナカに潤の熱いモノが飛び散ったのが分かった



息を弾ませたまま、汗ばんだ体を抱き締め合ってると

A「…くふっ」

M「ふふふっ…」

つい2人して笑いが漏れちゃう

M「…残念」

A「何が…?」

M「我慢できなくて見れなかった。まー兄がドライでイくとこ…」

A「だからぁ…、ソレ何?って聞いてるのに」

M「ドライオーガズム。射精無しで絶頂するって事だよ」

A「…男なのに?」

M「男でも。だって、まー兄そうなったんでしょ?」

アレがそうだったかは…知らないから分かんなかったけど…

ビクビクしちゃうのに射精しなかったのは覚えてる


A「そんな見たいモンなの?ソレ」

M「見たいよ。それだけ感じてくれてる、って事だから」

うーん…

そんなに見たいならドライでイッてやりたいけど…

どうすれば自分がそうなるか、全然分かんないもんなぁ

A「なんか…ゴメン。今日違くって…」

M「ははっ、いいよ。まー兄が謝る事じゃないでしょ」

そう潤は笑って、愛おしそうに俺の前髪を撫でた

M「それより…今日は嬉しかった。まー兄がスケベになってくれてるのが分かって」

そんな事で喜ばれるのは、やっぱり照れちゃうよ

あんなに悩んでたのがアホみたいだしね

A「くふふっ、な~んか複雑だな~」

M「なんで。いいじゃん。言っとくけど、俺の方が凄いからね?」

A「え、何が?」

M「絶対、俺の方がスケベ」

A「はははっ!」

なんか可笑しいの

潤ったら、そんなバカみたいなこと凄いドヤ顔で言うんだもん

2人して一緒に子供みたいに笑って、それからニコニコしたまんまキスをした

幸せなキス

何度しても飽きないなんて、不思議だよね…


M「ねぇ…、もう1回…」

甘えるようなおねだり

そんな蕩けるような顔で言われたら断れないだろ?

いいよ…

そう答える代わりに、俺の方から抱き着いて舌を絡めた




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