テキストサイズ

旅は続くよ

第41章 いいの?

A「ゴメン、あの…」

M「まー兄っ」

A「わっ」

すげーデレた顔して抱きついてきたけど

あれ?もしかして、喜ばれてる…?

M「嬉し…」

え、何が…?

不思議に思ってると、潤はウットリしたように

M「すげー感じてくれてる…」

そう言ってキスしてきた


ああ…、そっか…

そうだよね

相手が気持ちよくなってくれるのって、嬉しいよね…

俺だってそうだもん

俺らはただ欲望を満たしてるんじゃない

大好きだから、気持ちよくなって欲しいし、気持ちよくなりたい

俺…、そんな基本的なこと忘れてた…


A「潤…」

今度は俺から唇を寄せた

A「俺ね…、潤とセックスすんの好き」

これは恥ずかしいコトじゃない

A「最高に気持ちイイ。だから…、潤も気持ちよくなって…」

潤は少し驚いたように目を見張って、それから満面の笑顔で抱き締めてくれた


M「もう…っ。俺なんか超絶気持ちイイに決まってんじゃん…!」

それから、チュッチュッチュッてキツツキみたいなキスしてきて

M「ね。もう…動いていい?」

子供みたいに強請ってくる


コクンと頷くと同時に始まる律動

A「ひぁっ…!アあぁ……ッ…」

M「俺、もぉ…頑張っちゃう…っ」

言葉通り激しく揺さぶられて、また股間に熱が集まり始める

両足の膝裏を抱えられて腰が宙に浮くと、潤が深く刺さる

A「ダメッ、ぁンッ…!…奥にィ……」

M「フッ……く…、んんっ……」

潤の荒い息遣いが響く

気持ちよくなってくれてるのが分かる

嬉しい…

その喜びが快感と混ざり合って増幅してく


M「やべっ……、も…ック」

A「潤ッ、…じゅ……」

イきたいけど、イきたくない

もっとこうしてたいよ…

そう言いたいのに、潤の名前しか呼べない

擦れ合う場所が燃えるように熱くて、浅く短い呼吸しかできない

ストーリーメニュー

TOPTOPへ