旅は続くよ
第46章 あまあまな気持ち
それにしても
N「報告、かぁ…」
まだ昨日の今日だし、考えてもなかった
S「雅紀にはニノから言う?」
N「うん。まあ…当然そうなるでしょうね」
相葉さんだって、潤くんの事をちゃんと俺に報告してくれたもん
ここで俺が言わなきゃ向こう10年は嫌味言われるだろうしね
S「俺も後で智くんに言う。まあ、ケジメだから」
N「ははっ、ホントだ。ケジメだね」
S「…なんかさ…」
N「ん?」
S「いや…。照れるもんだな…と思って…」
N「んふっ、ホント…そうだね」
普通なら『恋人ができました』なんて、男友達や兄弟にわざわざ報告なんてしないもんね
でも、こうして一緒に暮らしてて
お互いお節介なくらい心配し合ってきたんだもん
こんな報告も…何だか擽ったいみたいに幸せなもんだね
N「…あ」
ケジメと言えば
もっと付けなきゃいけないケジメがあるのを思い出した
N「それよりさ、翔ちゃんのお父さんのこと…」
S「ん?」
N「それが終わるまで浮かれてる場合じゃなかったな、と思ってさ…」
S「…関係ないよ、そんな事」
そうなのかな
それもケジメの1つじゃないのかな
S「会った事もないヤツとニノの事は全く別だろ?」
N「でも…」
S「俺ね、それについてはもう会うまでグダグダ考えない事にした。いろいろ考えるほど何かグチャグチャになっちゃって…」
N「うん…」
その気持ちは何となく分かるよ
俺だってそうだったもん
いろいろ溢れ過ぎて、責めるのも詰るのも泣きつくのも正解に思えなかった
僅かでも父親と一緒に暮らした事のある俺でさえ、そうだったんだから…
翔ちゃんには、翔ちゃんが少しでも納得のいくケジメを付けて貰いたい
N「ん。…わかった」
S「それよりさ、早く片付け終わったらデートしよっか」
N「デ…、デート?」
デートって…
付き合ってる感たっぷりな言葉だな!
ドキドキしちゃうよ
S「行かない?」
N「行く」
目を見合わせてクスッと笑って
それからは取り敢えずグチャグチャでもいいから残りの荷物を棚やタンスに押し込んで
S「どこ行きたい?」
N「翔ちゃんの行きたいトコでいい」
S「なんだよ~」
なんて話しながら、部屋を綺麗にしていった
N「報告、かぁ…」
まだ昨日の今日だし、考えてもなかった
S「雅紀にはニノから言う?」
N「うん。まあ…当然そうなるでしょうね」
相葉さんだって、潤くんの事をちゃんと俺に報告してくれたもん
ここで俺が言わなきゃ向こう10年は嫌味言われるだろうしね
S「俺も後で智くんに言う。まあ、ケジメだから」
N「ははっ、ホントだ。ケジメだね」
S「…なんかさ…」
N「ん?」
S「いや…。照れるもんだな…と思って…」
N「んふっ、ホント…そうだね」
普通なら『恋人ができました』なんて、男友達や兄弟にわざわざ報告なんてしないもんね
でも、こうして一緒に暮らしてて
お互いお節介なくらい心配し合ってきたんだもん
こんな報告も…何だか擽ったいみたいに幸せなもんだね
N「…あ」
ケジメと言えば
もっと付けなきゃいけないケジメがあるのを思い出した
N「それよりさ、翔ちゃんのお父さんのこと…」
S「ん?」
N「それが終わるまで浮かれてる場合じゃなかったな、と思ってさ…」
S「…関係ないよ、そんな事」
そうなのかな
それもケジメの1つじゃないのかな
S「会った事もないヤツとニノの事は全く別だろ?」
N「でも…」
S「俺ね、それについてはもう会うまでグダグダ考えない事にした。いろいろ考えるほど何かグチャグチャになっちゃって…」
N「うん…」
その気持ちは何となく分かるよ
俺だってそうだったもん
いろいろ溢れ過ぎて、責めるのも詰るのも泣きつくのも正解に思えなかった
僅かでも父親と一緒に暮らした事のある俺でさえ、そうだったんだから…
翔ちゃんには、翔ちゃんが少しでも納得のいくケジメを付けて貰いたい
N「ん。…わかった」
S「それよりさ、早く片付け終わったらデートしよっか」
N「デ…、デート?」
デートって…
付き合ってる感たっぷりな言葉だな!
ドキドキしちゃうよ
S「行かない?」
N「行く」
目を見合わせてクスッと笑って
それからは取り敢えずグチャグチャでもいいから残りの荷物を棚やタンスに押し込んで
S「どこ行きたい?」
N「翔ちゃんの行きたいトコでいい」
S「なんだよ~」
なんて話しながら、部屋を綺麗にしていった