旅は続くよ
第7章 一緒に寝てるの?
N「ちょっと、ね…、お恥ずかしい話だけどさ」
ニノはそう言って、昨夜まー兄と一緒に寝た事を話してくれた
N「ここんとこ変な夢見て…まあ、内容は覚えてないんだけどね」
魘されて夜中に何度も起きてしまう事
不安になって眠れなくなった事
まー兄に言われた通り、一緒に寝たらよく眠れた事
ポツポツと掻い摘んだ内容だった
N「昔も一時期あったじゃん。覚えてる?」
M「覚えてる。俺も一緒に寝てたよね」
N「それそれ。ま、その内また治ると思うんだけどさ…」
M「……それだけ?」
N「え?」
M「いや、何でもない…」
これ以上探ってもしょうがない
結局は俺の勘繰り過ぎなんだ
まー兄が優しいだけ
2人は仲がいいだけ
俺が邪な想いを抱えているから
1人で勝手にグルグルしちゃうだけなんだ
もう、この事で悩むのはよそう
まー兄に告白できる訳もないのに
嫉妬だけはするなんて、オカシイんだから…
M「ごめん。なんか立ち入った事聞いちゃったかな…」
N「いいよ、別に。隠すような事じゃないし」
M「今度俺も一緒に寝てやろっか」
N「3人で?やだよ、2人でさえ狭いのに」
M「そうじゃなくて。まー兄が超遅番の時とか」
N「あ、俺と潤くんで?」
M「そうそう。別にまー兄とじゃなくてもいいんだろ?」
N「勿論そうだけど…。潤くんだって忙しいでしょ」
M「今はね。…あ、そうだ。翔兄とかは?」
N「翔ちゃん?」
M「確か翔兄のベッド広かったよ」
N「いや、別にそこまで誰かと一緒に寝なきゃいけない訳じゃ…」
M「そうなの?」
N「相葉さんとだって、たまたま昨夜寝ただけで…。まあ大丈夫だから」
そこまで話した時、ポケットの中で携帯が震えた
今日の1限目を一緒に取ってる友達からで
俺はようやく学校の事を思い出して慌てた
試験も近いってのに2限目までサボる訳にはいかない
研究室の培養も気になる
バタバタと仕度して
ニノに今日の夕飯の仕上げを頼んで
M「じゃ、いってきます!」
N「差し入れ持ってく時連絡するからね~。いってらっしゃい」
玄関を出る頃には
見上げた空と同じ位、少しだけ心が晴れていた
ニノはそう言って、昨夜まー兄と一緒に寝た事を話してくれた
N「ここんとこ変な夢見て…まあ、内容は覚えてないんだけどね」
魘されて夜中に何度も起きてしまう事
不安になって眠れなくなった事
まー兄に言われた通り、一緒に寝たらよく眠れた事
ポツポツと掻い摘んだ内容だった
N「昔も一時期あったじゃん。覚えてる?」
M「覚えてる。俺も一緒に寝てたよね」
N「それそれ。ま、その内また治ると思うんだけどさ…」
M「……それだけ?」
N「え?」
M「いや、何でもない…」
これ以上探ってもしょうがない
結局は俺の勘繰り過ぎなんだ
まー兄が優しいだけ
2人は仲がいいだけ
俺が邪な想いを抱えているから
1人で勝手にグルグルしちゃうだけなんだ
もう、この事で悩むのはよそう
まー兄に告白できる訳もないのに
嫉妬だけはするなんて、オカシイんだから…
M「ごめん。なんか立ち入った事聞いちゃったかな…」
N「いいよ、別に。隠すような事じゃないし」
M「今度俺も一緒に寝てやろっか」
N「3人で?やだよ、2人でさえ狭いのに」
M「そうじゃなくて。まー兄が超遅番の時とか」
N「あ、俺と潤くんで?」
M「そうそう。別にまー兄とじゃなくてもいいんだろ?」
N「勿論そうだけど…。潤くんだって忙しいでしょ」
M「今はね。…あ、そうだ。翔兄とかは?」
N「翔ちゃん?」
M「確か翔兄のベッド広かったよ」
N「いや、別にそこまで誰かと一緒に寝なきゃいけない訳じゃ…」
M「そうなの?」
N「相葉さんとだって、たまたま昨夜寝ただけで…。まあ大丈夫だから」
そこまで話した時、ポケットの中で携帯が震えた
今日の1限目を一緒に取ってる友達からで
俺はようやく学校の事を思い出して慌てた
試験も近いってのに2限目までサボる訳にはいかない
研究室の培養も気になる
バタバタと仕度して
ニノに今日の夕飯の仕上げを頼んで
M「じゃ、いってきます!」
N「差し入れ持ってく時連絡するからね~。いってらっしゃい」
玄関を出る頃には
見上げた空と同じ位、少しだけ心が晴れていた