旅は続くよ
第8章 一緒に寝ようよ 翔編
Sside
ニノを起こしに行っても、部屋が空っぽの日がある
・・・またかよ
ニノが寝てる筈だった布団の冷たい感触に心が沈む
A「おっはよー」
N「おはよ」
S「・・・おはよ」
そんな俺にお構いなしに、いつもの様子のニノと雅紀
どうも一緒に寝てるらしい
だって、朝一緒に雅紀の部屋から出てくるの見たし
M『たまに不眠症になるんだってさ。昔からよくあるよ?俺も一緒に寝た事あるし』
潤にサラリと言われれば、なかなか追求しにくいものだ
追求はしにくいんだけど…
気になってしょうがない
俺に起こされる前にニノが起きてるなんて変だと思ったんだ
素直に『えらいぞ』なんて言ってた能天気な自分にさえ腹が立つ
面白くない気持ちが顔に出たのか、智くんが俺を見てクスッと笑った
S「…何だよ」
O「別に?」
それがまたクソ面白くない
何故一緒に寝てるのか
大の男が2人して1つの布団で…
オカシイだろ
お前らデキてんの?
ただの幼馴染の域超えてなくね?
『男同士で有り得ない』と智くんに言ったのと同じ口から
不意にそんな言葉が飛び出しそうになって、慌てて飲み込む
一緒に朝飯食ってても
A「ニノ。昨日のアレさ~」
N「ああ、アレ?アンタいい加減にしなさいよ。無理だよ、無理」
A「そんな事ねーって」
N「じゃあ賭ける?俺、無理な方に10万円」
A「お前っ、それどんだけ無理だと思ってんだよっ」
2人にしかわからない会話に、訳もわからず腹が立つ
だからつい、ニノの皿から卵焼きをヒョイと盗んでみせた
N「あっ!翔ちゃん、それ俺の!」
S「え、そうなの?名前書いてないけど」
N「書いてあるかっ!俺大事に取ってたのに~。も~」
眉を下げて拗ねたような顔が可愛くて
S「ごめんごめん。ほら、返すから」
N「あ、どうも…って食べかけじゃない」
それでも俺の食べかけをパクンと頬張る姿が可愛くて
つい微笑んじゃった自分に慌てた
…小学生か、俺は
何やってんだ…
わざとらしかったかな
ニノを起こしに行っても、部屋が空っぽの日がある
・・・またかよ
ニノが寝てる筈だった布団の冷たい感触に心が沈む
A「おっはよー」
N「おはよ」
S「・・・おはよ」
そんな俺にお構いなしに、いつもの様子のニノと雅紀
どうも一緒に寝てるらしい
だって、朝一緒に雅紀の部屋から出てくるの見たし
M『たまに不眠症になるんだってさ。昔からよくあるよ?俺も一緒に寝た事あるし』
潤にサラリと言われれば、なかなか追求しにくいものだ
追求はしにくいんだけど…
気になってしょうがない
俺に起こされる前にニノが起きてるなんて変だと思ったんだ
素直に『えらいぞ』なんて言ってた能天気な自分にさえ腹が立つ
面白くない気持ちが顔に出たのか、智くんが俺を見てクスッと笑った
S「…何だよ」
O「別に?」
それがまたクソ面白くない
何故一緒に寝てるのか
大の男が2人して1つの布団で…
オカシイだろ
お前らデキてんの?
ただの幼馴染の域超えてなくね?
『男同士で有り得ない』と智くんに言ったのと同じ口から
不意にそんな言葉が飛び出しそうになって、慌てて飲み込む
一緒に朝飯食ってても
A「ニノ。昨日のアレさ~」
N「ああ、アレ?アンタいい加減にしなさいよ。無理だよ、無理」
A「そんな事ねーって」
N「じゃあ賭ける?俺、無理な方に10万円」
A「お前っ、それどんだけ無理だと思ってんだよっ」
2人にしかわからない会話に、訳もわからず腹が立つ
だからつい、ニノの皿から卵焼きをヒョイと盗んでみせた
N「あっ!翔ちゃん、それ俺の!」
S「え、そうなの?名前書いてないけど」
N「書いてあるかっ!俺大事に取ってたのに~。も~」
眉を下げて拗ねたような顔が可愛くて
S「ごめんごめん。ほら、返すから」
N「あ、どうも…って食べかけじゃない」
それでも俺の食べかけをパクンと頬張る姿が可愛くて
つい微笑んじゃった自分に慌てた
…小学生か、俺は
何やってんだ…
わざとらしかったかな