イケメン戦国【織田信長】KISS~手料理はヒミツの味~
第1章 KISS~手料理は秘密の味~
台所に立つ私の隣に、信長様がワクワクした顔で立つ。
「この玉葱を細かく切れば良いのだな?」
玉葱を片手に、無邪気な笑顔で包丁を手に取る信長様が可愛くて、笑みが漏れる。
「これから作る料理は何という名だ?」
鼻歌を歌いながら、器用に玉葱を切る信長様を微笑ましく思いながら私は答える。
「『ハンバーグ』という料理です。本当は乾燥させたパンを細かくしたものを使うんですけど………」
信長様は手を動かしながらも、私の説明に熱心に聞き入ってくれる。
「つまりは、ないものは他のもので代用するということだな。元の世では代用が一般的なのか?」
「一般的でもないんですけど……あ、次はこれに卵を入れてですね……」
「これでいいのか?」
そんな会話をしながら、2人でハンバーグをこねて丸めていく。
(こういうのって新婚の夫婦みたい…///)
「何を赤くなっている?」
「い、いえ。別に……。」
「言わないのなら、こうするまでだ。」
信長様の手が私の顎を引き寄せーーー。
私の唇にキスを落とす。
「も、もうっ!こねたハンバーグが…顔についちゃったじゃないですかっっっ!」
「正直に言わない仕置きだ。言わないのなら次は………」
信長様はいたずらっ子のような瞳で、私の頬に触れようとする。
「わ、分かりました!分かりましたっ!白状しますっっっ!」
「何だ?」
「あの…こうやって一緒に料理するのって結婚したばかりの夫婦みたいだなって……///」
「何を呆けたことを言っている。結婚したばかりだけではない。生涯ずっと、だ。」
プロポーズのような言葉に、私は更に真っ赤になるけれど、信長様は照れる様子もなく、濡れた手ぬぐいで、汚れた私の顎を丁寧に拭いてくれる。
「よし!」
そう言った信長様から二度目のキスが落ちた頃、脇ではハンバーグが焼ける音が響いていた。
▶▶▶
「この玉葱を細かく切れば良いのだな?」
玉葱を片手に、無邪気な笑顔で包丁を手に取る信長様が可愛くて、笑みが漏れる。
「これから作る料理は何という名だ?」
鼻歌を歌いながら、器用に玉葱を切る信長様を微笑ましく思いながら私は答える。
「『ハンバーグ』という料理です。本当は乾燥させたパンを細かくしたものを使うんですけど………」
信長様は手を動かしながらも、私の説明に熱心に聞き入ってくれる。
「つまりは、ないものは他のもので代用するということだな。元の世では代用が一般的なのか?」
「一般的でもないんですけど……あ、次はこれに卵を入れてですね……」
「これでいいのか?」
そんな会話をしながら、2人でハンバーグをこねて丸めていく。
(こういうのって新婚の夫婦みたい…///)
「何を赤くなっている?」
「い、いえ。別に……。」
「言わないのなら、こうするまでだ。」
信長様の手が私の顎を引き寄せーーー。
私の唇にキスを落とす。
「も、もうっ!こねたハンバーグが…顔についちゃったじゃないですかっっっ!」
「正直に言わない仕置きだ。言わないのなら次は………」
信長様はいたずらっ子のような瞳で、私の頬に触れようとする。
「わ、分かりました!分かりましたっ!白状しますっっっ!」
「何だ?」
「あの…こうやって一緒に料理するのって結婚したばかりの夫婦みたいだなって……///」
「何を呆けたことを言っている。結婚したばかりだけではない。生涯ずっと、だ。」
プロポーズのような言葉に、私は更に真っ赤になるけれど、信長様は照れる様子もなく、濡れた手ぬぐいで、汚れた私の顎を丁寧に拭いてくれる。
「よし!」
そう言った信長様から二度目のキスが落ちた頃、脇ではハンバーグが焼ける音が響いていた。
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