イケメン戦国【織田信長】KISS~手料理はヒミツの味~
第1章 KISS~手料理は秘密の味~
「それにしても…たくさん作りすぎちゃいましたね……」
信長様と2人台所で、お皿に山盛りのハンバーグを見つめる。
「私、他の皆さんにも配ってきます!」
「それはならん!」
「え?」
「涼莉と共に作った『はんばーぐ』だ。誰にもやらん。」
信長様はニヤリと笑うと、台所の脇に置いてあった椅子を持ってくるや否や、ハンバーグを食べ始めた。
「あの、お部屋で………」
「秘密裏に食べるのも料理のうちだ。」
愉しげに、信長様は次々とハンバーグの山を崩していく。
「『はんばーぐ』とやらはなかなか旨いな。安土の料理人といえども、この真似はできまい。貴様も早く食べろ。秘密の料理が見つかるではないか。」
どこか自慢気な表情の信長様に抱き寄せられ、膝へ乗せられる。
「いただきます。」
「俺と共に作った『はんばーぐ』はどうだ?旨いか?」
「ほどよい塩加減で美味しいです!」
信長様の膝の上にいるのも忘れて、味付けも代用な、初めて食べるハンバーグの味に微笑む。
信長様も、私を抱えながら、満足そうにハンバーグを口に運びながら言う。
「俺が初めて涼莉と作った料理だからな。旨くて当然だ。」
そう言う信長様の無邪気な笑顔が、可愛くて、愛しくて。
自信に満ちた、でも温かい眼差しーーー。
嬉しくて、ハンバーグを食べる信長様を見つめていたら。
「どうした?口づけでも欲しくなったか?」
からかい混じりの信長様の声がしたと思ったら、信長様は声をひそめて耳元で囁いた。
「焦らずとも、部屋でじっくり悦ばせてやる。」
「っ!///」
台所で三度目のキスが降った夜、部屋に戻った私に信長様との長い長い夜が待ち構えていたーーー。
▶ 完 ◀
信長様と2人台所で、お皿に山盛りのハンバーグを見つめる。
「私、他の皆さんにも配ってきます!」
「それはならん!」
「え?」
「涼莉と共に作った『はんばーぐ』だ。誰にもやらん。」
信長様はニヤリと笑うと、台所の脇に置いてあった椅子を持ってくるや否や、ハンバーグを食べ始めた。
「あの、お部屋で………」
「秘密裏に食べるのも料理のうちだ。」
愉しげに、信長様は次々とハンバーグの山を崩していく。
「『はんばーぐ』とやらはなかなか旨いな。安土の料理人といえども、この真似はできまい。貴様も早く食べろ。秘密の料理が見つかるではないか。」
どこか自慢気な表情の信長様に抱き寄せられ、膝へ乗せられる。
「いただきます。」
「俺と共に作った『はんばーぐ』はどうだ?旨いか?」
「ほどよい塩加減で美味しいです!」
信長様の膝の上にいるのも忘れて、味付けも代用な、初めて食べるハンバーグの味に微笑む。
信長様も、私を抱えながら、満足そうにハンバーグを口に運びながら言う。
「俺が初めて涼莉と作った料理だからな。旨くて当然だ。」
そう言う信長様の無邪気な笑顔が、可愛くて、愛しくて。
自信に満ちた、でも温かい眼差しーーー。
嬉しくて、ハンバーグを食べる信長様を見つめていたら。
「どうした?口づけでも欲しくなったか?」
からかい混じりの信長様の声がしたと思ったら、信長様は声をひそめて耳元で囁いた。
「焦らずとも、部屋でじっくり悦ばせてやる。」
「っ!///」
台所で三度目のキスが降った夜、部屋に戻った私に信長様との長い長い夜が待ち構えていたーーー。
▶ 完 ◀