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夢。 〜 O×S×A×N×M 〜

第1章 大宮 story

結構ハッキリ聞いたつもりだったのに
呂律回ってねぇや

甘えたみたいな言い方になっちゃった




…返答ナシかい。

開けよ、俺の目!!




『智くん…好きだよ』




え?




あんなに開かずにいた目が
バチッと開いた




状況を整理しよう。

目の前には
二宮くん。

俺の腕が二宮くんの首を捕らえてる。

近い。

非常に近い。


うわ、可愛い顔してんじゃねぇか。

いや待て、そんなこと考えてる場合じゃねぇ。



大野「今、なんて?」


二宮「…いや、その、」


大野「俺のこと、好きって」


二宮「違っ…!」


大野「何だ、違うのか」


二宮「へっ?! いや…」




大野「俺は二宮くん好きだけどな?」


二宮「…はい?
え、だって、オーナーが好きって…」


大野「翔ちゃん?
翔ちゃんのことも好きだよ?
松潤も好きだし
相葉くんも好きだし」


二宮「いや、そーゆーことじゃなくて…」


大野「二宮くんは俺のこと嫌いなんだ?」


二宮「ちっ、違いますっっ…!」


大野「じゃあ、好き?」




二宮「……す、」


大野「す?」







二宮「……好き、です…」

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