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夢。 〜 O×S×A×N×M 〜

第1章 大宮 story

奥からボックス席用のテーブルセットを持って来た大野さんが見えた


二宮「貸してください。俺が行きます」

大野「え?」

二宮「昨日あの人に触られてたじゃないですか?
だから俺、行きますから」


大野さんの手からテーブルセットを無理矢理奪い
ボックス席に向かった



二宮「いらっしゃいませ。どうぞ。」

客「あれ?新人さんだね
可愛い顔してるねぇ」


昨日も居ましたけどね?

前屈みになる俺の背後に
客の手が伸びてきたから
スッと斜め後ろに一歩後退してやったら
見事にスカッと空振りしやがった。


ざまぁ!!


奥に引っ込む時
カウンターの松本さんに
『お見事』
と小声で囁かれたから
胸元で小さくVサインしてやった。






大野「ありがとね、助かった」

仕事終わり
大野さんからお礼を言われて。
オーナーからも
『交わし方が自然で上手い!』
と褒められた


相葉「俺なんて今日、お客さんに手ぇ握られっぱなしで
松本さんが来てくれるまでどうしていいかわかんなくて、」

松本「次から俺が目ぇ光らせとくから大丈夫だよ」


わぉ。さすがイケメン。
カッコイイこと言う。

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