テキストサイズ

夢。 〜 O×S×A×N×M 〜

第1章 大宮 story

大野さんの細い身体を
ギュッと抱きしめた



二宮「本気にさせたの、大野さんだからね」

大野「…ん。」



二宮「ちゃんと整理つけられる?オーナーのこと」

大野「もう…とっくについてる…」



二宮「俺のせい…?」

大野「うん。二宮くんのせい。」



そうか
俺のせいか。



二宮「…後悔してる?」

大野「してないよ」


二宮「…なら、いい。
これからは俺だけ見てろ」


大野「…ん。」


















あれから三年の月日が経ち
元オーナーの翔さんは新店舗を構え
潤さんと共にそちらに移った

翔さんは最初から
後々この店を智に任せるつもりだったらしい


自分の店を持つこと
智のその夢は
俺が智を抱きしめたその日から
俺の夢にもなった

この三年
同じ夢を
二人でずっと見てきたんだ

ストーリーメニュー

TOPTOPへ