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夢。 〜 O×S×A×N×M 〜

第1章 大宮 story

大野「ごめーん、翔ちゃん!」


店の奥から出てきたのは
短髪茶髪の小柄な男性で。


櫻井「遅いよ、智くん
あー、もう。蝶ネクタイ曲がっちゃってんじゃん」



オーナーにネクタイ直してもらうってどんだけ?



大野「トイレで寝ちゃった」

へへっと笑う、この人がチーフ??
おじいちゃんみたい!
いや、見た目じゃなくて。
空気感の話ね。


櫻井「ホラ、しゃんとして!
こちら、新人の二宮くん。
で、こっちがチーフマネージャーの大野さん」


二宮「二宮和也です。ボーイの仕事は初めてですが、頑張りますので宜しくお願いします」

大野「…」


櫻井オーナーに肘で突付かれて


大野「え?あ、大野智です。
チーフマネージャーです
一緒に頑張ろう」

ガッツポーズを見せる大野さんに
櫻井オーナーがぷはっと笑った


大野「わっ…笑うなっ!」

櫻井「ごめんごめん。
智くん、二宮くんにちゃんと仕事教えてやってよ?」

大野「おう」


『おう』って!
櫻井オーナーと大野さんてどーゆー関係?


クックックと
肩を揺らしながら去っていく櫻井オーナーの背中を
口を尖らせて見つめる大野さんが
なんだか可愛らしく見えた

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