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夢。 〜 O×S×A×N×M 〜

第2章 じいまご story

自分自身にイラついてた
『放っといてくれよ』
その想いが届かないリーダーにも



俺は
リーダーの想いを利用した






『何でも受け止めてくれんの?』

どうせ出来るわけないと
わざと言ったのに

『俺に出来ることなら』

あなたはサラッとそう言った



そこから始まった
俺とリーダーの関係。





肌を重ねると
素直になれた
滅茶苦茶に抱き潰した夜もあった


『怖いんだ。俺が俺でなくなりそうで』

無茶なロケや
カッコ悪い姿を露出する番組が多かった



『どんな松潤でも 松潤は松潤だろ』


『松潤にしか見せない俺も 俺には変わりないよ』





俺達の関係性に
いち早く気付いたのは ニノだった



深まる、溝


変わっていく、形




俺はリーダーから
『相手を受け入れること』
を学んだ

そして
『ごめんなさい』
の一言の大切さも。



不協和音だった俺達のメロディーは
心地よいものへと変わっていき

長い歳月をかけて
歪んだ五角形は
綺麗な五芒星へと
その形を成した



そして俺とリーダーは自然と
身体を切り離して
心で繋がっていける関係になった


『みんな、リーダーのことが好きなんだよ』


俺はもう
大丈夫だから…

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