夢。 〜 O×S×A×N×M 〜
第3章 バンビズ story
翔くんをソファーに下ろした
潤「水飲もうか」
冷蔵庫からミネラルウォーターを拝借して
翔くんに手渡すと
翔「ありがとう。優しいね、潤くんは」
そう言って目を伏せた
潤「翔くん、眠い?
寝るならちゃんとベッドで寝ないと、」
翔「大丈夫だよ、まだ寝ない」
潤「そっか。じゃあ…俺、行くね?
今日は楽しかった。ありがとう」
部屋を出ようと立ち上がると
シャツの裾をグッと掴まれた
翔「……いで、」
潤「え?」
翔「…行かないで……」
翔くんがフラフラと立ち上がってシャンパンを持ってきて
グラスに少し注いだかと思うと
徐ろにピアスを外して
それをポチャン、とシャンパンの中に沈めた
潤「ちょ…!何やってるの、翔くん!」
慌てて取り出そうとする俺に
翔「いいんだ!…もう、忘れたい…忘れさせて……」
そう言って一粒の涙を流した
翔「潤くん…聞いてくれる?このピアスをくれた人の話」
潤「…うん、」
翔くんがギュッと唇を噛んだ
僅かに震えてる気がした
翔「…あのね、このピアスをくれた人は…
僕が好きだった人は…
男の人なんだ。」
潤「水飲もうか」
冷蔵庫からミネラルウォーターを拝借して
翔くんに手渡すと
翔「ありがとう。優しいね、潤くんは」
そう言って目を伏せた
潤「翔くん、眠い?
寝るならちゃんとベッドで寝ないと、」
翔「大丈夫だよ、まだ寝ない」
潤「そっか。じゃあ…俺、行くね?
今日は楽しかった。ありがとう」
部屋を出ようと立ち上がると
シャツの裾をグッと掴まれた
翔「……いで、」
潤「え?」
翔「…行かないで……」
翔くんがフラフラと立ち上がってシャンパンを持ってきて
グラスに少し注いだかと思うと
徐ろにピアスを外して
それをポチャン、とシャンパンの中に沈めた
潤「ちょ…!何やってるの、翔くん!」
慌てて取り出そうとする俺に
翔「いいんだ!…もう、忘れたい…忘れさせて……」
そう言って一粒の涙を流した
翔「潤くん…聞いてくれる?このピアスをくれた人の話」
潤「…うん、」
翔くんがギュッと唇を噛んだ
僅かに震えてる気がした
翔「…あのね、このピアスをくれた人は…
僕が好きだった人は…
男の人なんだ。」