テキストサイズ

アスタリスク【ARS.O】

第11章 火消し【和也】

「ネットでえらい広まってるやんか。素人たらしこんでるって…。」

マミさんにグーパンお見舞いしたい気持ちをぐっとこらえた。

その時、ちょっとひらめいた。

「鉄板焼? 俺、大好きなんだよね…。」

マミさんの肩を抱き寄せ、人気(ひとけ)のない自販機の陰に連れ込んだ。

「ホテルの最上階だっけ? 行こうよ、今度。」

マミさんを壁に追い込んで、壁に手をつく。

壁ドンされて、マミさんはドギマギしている。

俺はマミさんに体を密着させた。

マミさんのたるんだ腹に自分の股間を押しつけた。

「ホテルからの夜景、きれいなんだろうネ、マミ…。」

耳元でささやいた。

マミさんは、目を見開いて口をパクパクさせている。

アンタは金魚か。

「それとさ、大野さんのことなんだけど…。」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ