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「本当に、また来るよ。」

公民館の鍵を閉めるアキさんに言った。

「ヨシオ先生が自分にできることを実行したように、俺も俺にできることをする。取材を続けるよ。」

「………。」

「お前、まだ俺がニュースキャスターだって信じてねぇだろ！」

「はいはい、信じてますよ。」

アキさんは薄ら笑いを浮かべている。

絶対馬鹿にしてるな…。

「じゃあ、私は鍵を自治会長さんに返しに行くから、これで。」

アキさんは会釈をして歩き出そうとした。

俺はとっさにアキさんの腕をつかんだ。

アキさんは何事かと振り返りこっちを見てる。

「あ、あのさ。飯！飯、行かないか！？まだ聞きたいこともあるし…！」

心の隅で、智くんに小さく謝った。