アスタリスク【ARS.O】
第14章 一等星、三等星【アキ】
進学塾の仕事終わり、主任の壮行会に駆けつけた。
倉庫の近くの居酒屋ですでにみんな出来上がっていた。
「おー、アキちゃん久しぶり!塾の先生は上手くいってるか?」
主任が赤い顔で私を出迎えてくれた。
「まあまあですね。それより主任の転勤は急に決まったんですか?」
私は主任の隣に座り、生中を注文した。
「大阪に新しい物流センターがオープンすることになって、所長に任命されたんだよ。」
「所長って…、すごい栄転じゃないですか!」
主任はまだ30歳を過ぎたくらいでまだ若い。
それなのに、新センターの所長なんて…。
「俺、高校出て就職してさ。同じ年の連中が大卒で入社してきた時にはひととおりの仕事は覚えてたからね。」
主任は、オジサンよりも年下なのにすごく落ち着いていて頼りがいがあった。
「あと、俺は独身だから会社も転勤させやすかったんだろうよ。」
主任はアッハッハと笑うと、生中をおかわりした。
倉庫の近くの居酒屋ですでにみんな出来上がっていた。
「おー、アキちゃん久しぶり!塾の先生は上手くいってるか?」
主任が赤い顔で私を出迎えてくれた。
「まあまあですね。それより主任の転勤は急に決まったんですか?」
私は主任の隣に座り、生中を注文した。
「大阪に新しい物流センターがオープンすることになって、所長に任命されたんだよ。」
「所長って…、すごい栄転じゃないですか!」
主任はまだ30歳を過ぎたくらいでまだ若い。
それなのに、新センターの所長なんて…。
「俺、高校出て就職してさ。同じ年の連中が大卒で入社してきた時にはひととおりの仕事は覚えてたからね。」
主任は、オジサンよりも年下なのにすごく落ち着いていて頼りがいがあった。
「あと、俺は独身だから会社も転勤させやすかったんだろうよ。」
主任はアッハッハと笑うと、生中をおかわりした。