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アスタリスク【ARS.O】

第5章 幸せな食卓

潤の家は都内でも有名な高級マンションで、芸能人もたくさん住んでいる。

部屋に着くと、潤は缶ビールを出してくれて、DVDをかけてくれた。

「見といてよ、俺晩飯の用意するから。」

そう言ってキッチンに消えていった。

俺は、ビール片手にマイケルのDVDを見た。

しばらく見たところで、キッチンからニンニクのいいにおいがしてきた。

そーっとキッチンを覗くと、潤はトマトソースを作っていた。

「もうすぐできるよ。」

俺に気づくと、潤は微笑んで言った。

本当にそれからすぐ、晩飯はできた。

テーブルに並んだ、サラダ、スープ、トマトソースのパスタ。

白ワインも用意してくれた。

「食べよ?」

俺はダイニングテーブルに着いた。

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