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アスタリスク【ARS.O】

第5章 幸せな食卓

「潤、あのさ…。人を呼んでいいか?」

潤は、目を丸くした。

「ここに?」

俺は、アキのことを手短に話した。

「潤の飯、食わしてやりたい…。」

初めは困った顔をしていた潤も、最後には理解してくれた。

「リーダーを救ってくれた恩人なら、信じるよ…。」

「ありがと…。」

俺はアキに電話した。

潤のマンションの最寄り駅を教えて、来るように言った。

「電車賃あるか?こっちまで来てくれたら返すから。」

半ば強引に約束を取り付けた。

一時間ほどして、アキから電話が来た。

駅に着いたというから、迎えに行った。

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