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アスタリスク【ARS.O】

第6章 現実の生活

点滴が終わって、会計をした。

「ちゃんと飲めよ。」

俺はアキに薬袋を差し出した。

「ちゃんとお金返すからね…。」

点滴をしたら、いくぶんか顔色がよくなった。

水分も摂れてなかったんだな。

潤に連絡をして迎えに来てもらった。

アキはゆっくりだけど自分で歩いて車に乗った。

「潤、ありがと…。」

アキは潤に礼を言った。

「いいよ、それより早く治しなよ。」

潤はバックミラー越しに答えた。

俺には礼はなしか。

ちょっと気になったけど、黙っていた。

マンションの下でアキと俺は降りた。

「じゃ、リーダー、あとは頼むよ。」

潤は帰って行った。

部屋に戻ると、レジ袋からスポーツドリンクとゼリー飲料を出した。

「それ、どうしたの?」

アキが不思議そうに見た。

「潤が買ってくれたんだ。」

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