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アスタリスク【ARS.O】

第8章 オジサンの正体【アキ】

1週間休んだバイトに、今夜から出勤した。

出勤したら真っ先に主任のところに謝りに行った。

かなりシフトに穴を空けたから。

主任は怒ることなく私を気づかってくれた。

「アキちゃんが休んだ分は、ナッチャンがカバーしてくれたから、礼言っとけよ。」

主任は私の背中をポンとたたいた。

私がロッカールームに行くと、ちょうどナッチャンがいた。

「ナッチャン、ごめんね。私が休んでる間、代わってもらって。」

私はナッチャンの元に駆け寄り謝った。

「あ、アキちゃん、もう大丈夫なの?」

ナッチャンは屈託のない笑顔で答えた。

「うん大丈夫、ありがとう。」

「私が番組協力当たったら、その時はお願いね!」

ナッチャンはそう言いながら、荷物をロッカーにしまった。

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