テキストサイズ

☆ラリマーの扉☆

第10章 心汚き者

ハムスターごときに頼っちゃった…

いいの?これで…

ならば…もう。
心の痛み、無くなるっていうのかな…

……


****

チュンチュン…

いつもの朝が来る。
変わらない、同じ朝。

朝食を食べ、学校に向かう。

…そして教室のドアを開ける…

怖い…な…

ガラガラガラ…っという
恐怖のハーモニー…

……ッ!

入った瞬間、何かが光った。

鋭く、まばゆい光が…

「な…に?」

「星坂さん!おはよう!」
「星坂さーん!」

操られたかのような、なれなれしさ…

「……?」

疑問に思う。

「みう!」

仲良いグループが話しかけてきた。

またこのグループも操られたかのような…

「なに…」

「一緒にグループに入ろうッ!」

なんとその子はウィンクをし、手をさしのべた。

「やめとく」

…なんだろう、なんか嫌

「…なんで?」

「ただ単に入りたくない。それだけ」

「あっそぉ…ならいいわ…
ってコトでまた誘いに来るね~」

おかしい…
誘いに来るって…

「こなくていいし…」

カバンを置き、ひとりごとをささやいた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ