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☆ラリマーの扉☆

第10章 心汚き者

…地獄の世…

オーロラ世界へ………

「う…いったぁ……」

頭をおさえるみう。

「今のシーン、良かっただろ?」

あの…
ハムスターが………いる。

「……なにがよ…」

あの…
グループに誘われた時や

刃物を向けられたこと?

「よくないわ!」

腹を立てたみう。


「クラスメートを馬鹿にし、汚らわしいと言った奴には、いいシーンなんじゃないか?」
 
「………汚らわしい?そんな馬鹿な!」

怒るみうと
冷たい目で見るハムスター。

「いや。言ったよ…君は
私と前会った時さぁ」

「あっ…………」

思いだしたみうは、何もいえなくなった。

「思い出したぁ?君には君相応の罰を受けてもらわなくちゃねぇ…」

「や…やめて!
汚らわしいなんて嘘!羨ましいってだけだから!」

涙を流し、なんとも言えない表情で引き留める。

「……死ねばいいとも、思ってるんでしょ?だからダメだよ…」

「ああ!もう!話が通じないヤツだ!
くそ!」

性格が変わって、ヤケクソになってしまった……

「なかなか通じないんですよ…ふっ…
ならもう、雷落としちゃいますか」

ハムスターはまじないをかけた。

みうの頭に黒い雷を落とす。

「アアアアア…アッ!…………」

軽い痙攣を起こしたみう。

「どうですか?気持ちいいですか?」

「気持ちよくない!しびれる!」

あああ…
なにこれ……

わずかなしびれが……。

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