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☆ラリマーの扉☆

第11章 真夜中の逢瀬~終わりを告げた逢瀬~

暗くて夜になる頃

今日は会えるよね─────…

輝く粒子で出来た月が見守っていてくれるはずだよ…

「由良…会いに行くね」

愛するから一目散に走る。
好きだから一目散に走る。

走る速度は愛の表現

一目散に駆け抜けたら────

その先に狂い咲く花の丘

丘の下は月が映る海
照らされてまた、美しくなる……

ぼくも、由良も。

由良……いるよねここに。

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