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☆ラリマーの扉☆

第11章 真夜中の逢瀬~終わりを告げた逢瀬~

「由良…どうしてこんなことを…!」

「…つらい、あなたがいなきゃつらい」

由良は悲しみの涙を流す。

「由良…ぼくはここにいる」

「私は狂ったようにあなたが好き」

おかしくなってもぼくは由良が好き。

異常なくらいじゃない

純粋に好き、でも由良はぼくが異常なほど好きなんだよね。

「ぼくも好きだ、由良…」

「ありがとう…」

好きと伝えた途端、由良は消えた

ぼくも、由良に従って消えた。
それは、あたたかい光につつまれて。

……ああ

明日は、あの丘に

手紙を置きに行こう。

由良も手紙を読んでくれるだろう。

きっと…

信じている。
 
終わりを告げた、真夜中の逢瀬

…もう始まることはないのかな。

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