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☆ラリマーの扉☆

第3章 理解者という契約と面影

「おら、ぶりっこ!」
「社会で生きていけねーぞ」

倉崎は、同級生泣かしとも
下級生泣かしとも言われるみたい。

昔は優しかったみたいだけど
過去のことはそんなにわかんない。

「ぐぇっ…ふえっ…」

重いいじめには見えない
私からは軽く見えるの、それが……

長く続かなさそうないじめに
見えるが……


「光野さん!ぶりっこはだめですよ!」

「そーだそーだ!」

見ているみんなが
声をあげている。

ボクシングを見ているかのような感じ…

床はボクシングコーナーじゃん……

見て見ぬふりなんて最低とわかっても
助けてあげたくても

結局みんなにつられるんだよな……

これが現状。

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