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☆ラリマーの扉☆

第13章 ~いやし~②

「ふふ…わたしね、先生を試しているんですよ」

先生が何を言うのかが楽しみで仕方がない。

口調が好き。

「試しているとは?」

「試しているというより…
反応を楽しんでいるというのが正しいですね
今のは訂正で」

先生はわたしを離し、ふぅ…とため息をついた。

「反応を楽しんでいる…か
君は最低だね…」

ああ、言い過ぎたか
楽しんでませんと言ってももう手遅れね。

「ええ、最低です」

「……反応を楽しむ権利は君にはない」

先生はわたしをキッとにらんだ。

先生の表情ってステキ。

「ふーん?」

ならこっちもにらみ返しましょ
いいでしょ、先生怒んないじゃん。

センセって、扱いやすいネ…

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