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☆ラリマーの扉☆

第17章 オレ様王子と感情薄き王女~ホルリside~

カオスな都市で、歯車の狂った都市で

男は笑っていた────…

口角を上げた、怪しい笑み。

「……今宵は荒れ狂う都市に舞い降りたようだ」

「まぁいい。今宵は楽しませてくれ」

…煌めく王冠に黒いコートの男は
ゆっくり歩いていった。

「……ああ。あの王女を頂こうか
来たからには収穫がほしい…

しかし…荒れ狂ってんなぁ。ここ…」


男はつぶやき
どこかへ行った…

破滅の都市、男はどこへ行く────…

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