テキストサイズ

☆ラリマーの扉☆

第17章 オレ様王子と感情薄き王女~ホルリside~

いっぽう王女は寒い城で、凍えるばかり。

「……救って、この都市を」

泣きなげく、ホルリ。

いやぁ…もう助けて

「やはり眠れぬ…」

もう、絶滅してしまうの…?
受け入れたくない。

やめて、やめて…

悲しみの鼓動を止めて…
悲し…みの…心拍を………!

狂うほど悲しく
絶滅のときが刻々と…やってくる。

どうか滅ぶ、そのときまで
わたしをどこかへ、捕らえて

……悪徳王女を。

死にたくない気持ちが募るわ…嗚呼…

ストーリーメニュー

TOPTOPへ