テキストサイズ

☆ラリマーの扉☆

第18章 オレ様王子と感情薄き王女  ~脱出~


溺れるように眠る王女は今何の夢を見ているのだろうな……

「ホルリ…」

気になるぜ…

男は、書斎に向かった。

入るなり、男は、椅子に座った。

「今日の夜はお出かけに行こうか
破滅都市じゃない、別の世界へと…」

ホルリとデートということ。

甘く優しく、なつかせたい────…

もうホルリは王女じゃない
普通の女として生きていくのだ。

「…拒んでも連れて行く」

命令のようなもの。

彼女に課せられる、男の命令────…

ストーリーメニュー

TOPTOPへ