☆ラリマーの扉☆
第18章 オレ様王子と感情薄き王女 ~脱出~
書斎でくつろぐ男は、ホルリの眠る部屋へ
帰った。
帰ると、男はホルリにキスをした………
「…ふっ」
キスをすれば、微笑む。
子を見守るかのように、王女の隣でいる。
「あら…?」
目覚めたようだ。
「ホルリ…おはよう」
「おはよう…何だか目覚めがいいわ」
「そうか、それはよかった」
決して悪い薬は入れていない。
「今日の夜はデートしよう」
目覚めたばかりの彼女を誘う。
「え…」
見上げて悲しいような顔。
どうしてそんな顔をするのかな……?
「拒まないで?」
「分かりました…」
誘惑をしたのか、ホルリは顔を赤くした。
「ありがとう」
ホルリの手の甲にキスをした。