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☆ラリマーの扉☆

第18章 オレ様王子と感情薄き王女  ~脱出~

そして夜を迎えた、オレの流星世界。

この都市はすべて、オレのもの。

統治してるというのが、正しい…。

「行こう、ホルリ」

「はい」

手をつなぐという現実的なデート。
ホルリはすこし、顔を赤らめている。

「どうしたんだ…?」

「いえ、なんでも……」

なんて言って可愛い。

もっともっと愛したくなる。

愛のない、愛し方だが……。

「さぁ行こう、あのレストランへ…」

「…はい」

ホルリは、表情が薄いな……
やはり、破滅都市の中で生活していたからか……


流星の空はオーロラのように輝く。

あの果てまでに行けたらなと思うくらいの
クオリティだ……。


まぁここもまた

造られた世界なんだから……

偽りを持った美しさと名付けるに相応しいくらいなのだから。

「今宵は楽しもう」

そう言うと「ふふふ」と笑った彼女。
可愛らしさがあふれている。

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