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☆ラリマーの扉☆

第20章 捨てられし王女は~再会~

少女が言った通り、屋敷に行ってみる。

ここの街は光があって
寂しくない。

もう、朝の空が夜の空を覆い尽くしている…

「満ち欠けしてるみたいだわ…」

そう言いつつ、屋敷へと向かう。

歩いて15分くらいだろうか、屋敷についた。

ノックをするクレディリス。
「朝だけど…いるのかな?」

ガチャと開いたドアからは
少し怖さを感じる。

「はい、なにか…あっ!」

出てきたのは女性。

「クレディリス様……少しお待ちを」

何のためによんだのだろう?

ちょっとまっておこう。

******


「お待たせしました。クレディリス様
どうぞお入り下さい」

中のお屋敷へ招かれる。

アンティークで豪華な装飾がある。

王国と同じくらい豪華だ。

「貴女はあの王国の元王女だな?」

「はい…」

ひげの生えたダンディーなおじさま。

あの王国と聞くと、名前がわからない
王国の名前……わからない。

なんていう名前だったっけ?

「君の王子、アンディルスも、元王子だ」


え─────…。


元王子───────…?


「どういうことですか?」

そんな…

アンディルスは………。

王子じゃなくなったの………

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