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☆ラリマーの扉☆

第23章 流星と金星飴

翌日

リンネは学校の準備をしていた。

セーラー服と、赤いリボン。

きゅっと締め、心もひきしめる。

「がんばってみっかぁ…」

と、心細く、言った。

「がんばっておいで」

「がんばるわ~」

適当に言った。


朝食を食べ、歯磨きをして

ひさびさの外─────…!

「空気が澄んでる…」

気持ちいいなぁ。

リンネは空気を吸いながら
学校へと向かう。


靴をくつばこに置くのもひさびさだなぁ。

「さりな~っ!リンネちゃんきたよ!」

あの2人はしずくとさりなだっ!

「おはよ~」

自分からあいさつしてみた。

「おはよう。ってかひさしぶり!」

「ひさしぶりだね~」

ひさびさに会ったなぁ───…

「あんたもう、卒業式くるよ~」

「あは、それくらい休んでたっけ」

「そうよー」

ニヤニヤ2人で笑う。

「もぉ…心配してたんだからねっ!
あとさ…教室忘れてるんじゃない?」

「忘れてないよー」

しずくとさりなは優しいなぁ。


もう……。

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