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☆ラリマーの扉☆

第26章 チナミの秘密

────…そして夜。

チナミは何も言わず自分の部屋に入った。

イオリもつられて、チナミの部屋に入った…

「入ってくるな!」

いきなりの大声でびっくりする。
そのまま去ろうとはしない。

対抗心が少しだけ生まれる…

「入って何の問題が?」

「邪魔なの!」

チナミは僕を押そうとして追い出そうとする

「邪魔……そうですか。ならばさようなら」

本当はさようならはしない。

出て行くだけだ。

振り向く間際、チナミが喜んだのが見えた…



何に対して喜んだのだろう……


そう思い、またあの星空の丘へ向かう。


秘密を暴くつもりでいるが
少し間を空けた方がいいだろうかと思って。

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