☆ラリマーの扉☆
第5章 貴方に捕らえられて
寂しいなんて、一時の感情
そんなの、切り裂けば……
と、百合子は心に言い聞かせた。
その時
百合子のケータイが鳴った。
京夜から、電話がかかってきた。
「京夜…」
話しちゃっていいのかな…
でも、大丈夫よね?
家は知らないし……
同棲してたから
私の家は紹介したことも教えたこともない。
ならば……
お話しよっか。
京夜の反応が楽しみだわ
逃げてごめんね、京夜……
あなたを哀れに想うばかりよ……
「もしもし…京夜」
逃げても怖がらず、普通のトーンで話す。
「百合子、どうして逃げたんだい?」
あ…
体がガクッとふるえる。
反応を期待している証だ。
「嫌だからよ」
正直に言えばいいものだろう。
「ふ…そんなことを言うのか、君は」
「正直に言ったつもり」
家がわかっていたら
危険性は十分にあるしね。
わかってない分、素直に言わせてもらう。
そんなの、切り裂けば……
と、百合子は心に言い聞かせた。
その時
百合子のケータイが鳴った。
京夜から、電話がかかってきた。
「京夜…」
話しちゃっていいのかな…
でも、大丈夫よね?
家は知らないし……
同棲してたから
私の家は紹介したことも教えたこともない。
ならば……
お話しよっか。
京夜の反応が楽しみだわ
逃げてごめんね、京夜……
あなたを哀れに想うばかりよ……
「もしもし…京夜」
逃げても怖がらず、普通のトーンで話す。
「百合子、どうして逃げたんだい?」
あ…
体がガクッとふるえる。
反応を期待している証だ。
「嫌だからよ」
正直に言えばいいものだろう。
「ふ…そんなことを言うのか、君は」
「正直に言ったつもり」
家がわかっていたら
危険性は十分にあるしね。
わかってない分、素直に言わせてもらう。