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☆ラリマーの扉☆

第31章 パンツ見たがり彼氏

たつみ君はクスッと笑みを浮かべた。
何か色が違う気がした。

たつみ君には合わない感じの、笑み──

「今日のパンツって…何色ぉ?」

!!!

「た、たつみ君!?」

信じられぬ一言を放った。
その一言の怖さで少し後ずさりをした。

「前から気になってたんだ…ね、見せて?」
信じられない一言を言っておきながら
彼は誠実な瞳で玲美を見た──

癒し系男子の裏のカオよりも
変態というほうが正しい。

キーンコーンカーンコーン!

チャイムが鳴った。

そうだ
逃げ出そうじゃないか!

「ごめん、たつみ君私もう行くね!」

「待って」

行こうとした時、手首をつかまれた。

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