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☆ラリマーの扉☆

第32章 無口な執事に女装を

さ、気を取りなおして。

私はドレッサーのイスと縄を取りに行く。

彫りの深い、上品なイスと
普通の縄。

「秋野、イスに座って」
命令する私の右手には縄を持つ。

バレないようにその右手を腰の後ろに隠す。

彼は何もいわずにイスに座った。

「……」
私の顔を見つめる秋野。
はやく命令してほしいという顔をしている…

私は何も言わずに座っている秋野の後ろに行く。

その後ろから秋野を縛っていく…

「はっ…何をするんですか…」
声を漏らしたが聞こえないフリをする。

どんどん縛られていく…

縄のチカラにはかなわないよ、秋野

秋野の手を上げて縛る。

「やめて…ください…」
見たことがない顔だねぇ…
これは本当に言ってるのかな…

ダメだよ 秋野 やめないんだから

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