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☆ラリマーの扉☆

第33章 具現化した欲望

「叶美…美しいな」

「あら、ありがとう」

秋野…!


秋野は叶美の唇を奪った。
ほんの軽いキス。

ちゅっと音を立てる。
軽いだけなのにやらしさも感じて。

「…キスしただけなのに、なんか膨らんできている」 

秋野の言葉に危機感を感じる。

膨らんできたって…もしかしてアレ?

む す こ……?

ズボンのジッパーを下げようと、なんか
様子がおかしい。

「えっ…?」

いきなりの展開に驚いている。

カチャカチャとベルトの音が。

この音を聞いた時
過去がフラッシュバックしそうになった。

セックスの過去を…
ハジメテを奪った、過去が…
蘇ろうとしている。

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