テキストサイズ

☆ラリマーの扉☆

第33章 具現化した欲望

「いやっ!!!」

叫んだ私。
夢──だよね?

秋野はこんなやつじゃない!
なんだか違う、いつもは無口なのに──!

私は無我夢中で逃げようとする。

だけど、ドアにカギがかかっている。

「残念ですなぁ。ここに逃げ場はない」 

もう秋野はズボンを下ろし
トランクス一つ。

膨らんでいるのが分かる。

でも──
秋野、なんで?

それくらいで勃つの?

興奮しなきゃ勃たないはず…!!

「その姿を見たときからもうぼくは勃起していたんだよ」

目をギラギラとさせる彼は秋野なの──?
違うでしょ?

「秋野…!?秋野なの!?」

もう戸惑うばかり。
自分の中では、急展開を迎えている。

「そうだよ、秋野レオンだよ」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ