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☆ラリマーの扉☆

第7章 束縛彼氏→束縛ナシの友人

さりな、気づいてる?

おれのこと……。

と思い、さりなに目を向ける。

だが、プイッとされた……。

その時
「どーしたの?さりなぁ」

他の女子が、さりなの行動に気がついたようだ。

「あの…男の人さ…やだ」

さりなはなんと

おれに指をさし、やだと言った。

「えー?」

とある女子、盛り髪のお姉さんが
おれの顔をみた。

一瞬だけだが。

「あの白衣の?」

耳元でささやいているのが分かるが
丸聞こえだった。

「そう…元彼」

さりなは元彼、といった。
ならば…もう真の彼じゃなくて

終わりの彼なんだ……

寂しいな。

さみしさと共についてくる、怒りもあるような……

なんだろうか、この気持ちは。

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