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☆ラリマーの扉☆

第7章 束縛彼氏→束縛ナシの友人

「ごめんみんな、待った?」

話の没頭が終わった時
るみねが帰ってきた。

「ううん。大丈夫。るみね
あのバーテンダーどうだった?」

「あー…ダメ」

ダメ?
清楚系男子なのに、何なんだろう。

でも……話してた時
はしっこの席にいたから、その時に何かあったのかな?

「ん?なになに?」

……んっ?

さりなは気になり首をチョコンと折り曲げた。

「……うーん。なんか強引なんだよね」

「えーっ。た、たとえば?」

らんちゃんは驚いて理由を聞く。

「らんとさりなが話してる時にね
席を移動したのよ。そんで、その次に
あのバーテンダーにキスをされたの」

……バーテンダーがキスだとぉ?
ありえないなぁ。

しかも強引って。

清楚系男子に合わないじゃん。

「うそぉ、きもっ」

「あとさ、さっきと性格が違ってた
るみねはオレのものだよ。とかさ…」

るみねはため息をつきながら話す。

かわいそうだわ。

「きもちわるい、大体初対面でそんなことする?よくできるよねぇ
お客様いっぱいいるのに」

さりなは怒りの声をぶつける。

ありえなさが募るわ。

「大人しいバーテンダーの裏の顔は
気持ち悪いおっさん」

らんがキッパリと言う。

「言えてるっ!」

るみねがらんに指をさす。

ひとまず、るみね……
かわいそうに。

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