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☆ラリマーの扉☆

第2章 『親友のL夫からラインで告白されました』

翌朝**

「おいおい…L。昨日のあれは嫌がらせか…?」

絡むのは俺からだ!

「嫌がらせじゃない、本気だよ」

「ラインで告白するくらいなら
屋上だろ、おいおい」

人に当たらぬよう、軽くL夫を押した。

「でも…Tは女じゃないしさ…
屋上でするよりかはラインのほうが手軽かなって」

「本気ならばスマホに頼らないでくれっ!」

ニコニコして、おれは教室に向かっていった……。



オレは目当ての女子と話すことにした。

「ねぇねぇ、さりなちゅわ~ん」

「なに?」

「おれさぁ親友のL夫に告白されちゃったよ、もう~」

「えー?ボーイズラブの領域じゃん」

「ほんとそれ!おれ、相手はさりなちゅわんがいいし!」

「え…わたし?やだよ」

やだよ?
さりなちゅわん萌え~なのに。

心にズシッと来るじゃんか。

「えー、さりなちゅわん本命だよぉ」

「いま彼氏募集中じゃないもん」

「じゃ、募集中になったら教えてね
おれすぐ飛びつくからさ」

さりな、好きになってくれよ。

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