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☆ラリマーの扉☆

第7章 束縛彼氏→束縛ナシの友人

さりなを追う、柚月。

「さりな……待って」

「何?」

「あんなひどいことをしたのに
いいの?おれの白衣なんて洗って!」

「いいわよ、終わったことは今関係ないでしょ……」

やめて
柚月……

むしろ私は貴方にあえて、再会できて
…うれしいよりか驚いているわ。

距離を置いたことに意味があるんじゃない?と……

思っているの。

「さりな…ありがとう」

さりなは柚月と目を合わせるが
プイッとした。

顔を赤く染めた、別れる前のつきあう前の
かつての彼女

恋心を取り戻したか?というくらいな。

「お礼なんていらないわ…馬鹿」

洗濯機を回すわたし。

……再会記念ね。

「さりなかわいい」

「……もうっ」

この一時がいい…
束縛無き、一時が……

こんなの1日だけだよね。
明日になれば束縛の糸が絡み合うような感じ……。

この一時が続けばいいのに…ね。

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