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☆ラリマーの扉☆

第2章 『親友のL夫からラインで告白されました』

「さりな……燃やしたる」

「うえっ!?は、はやまるな!」

「ゆるさん」

ふはぁ……L夫め!
やっかいだなぁ!

「あ、あいつはっ!何もしとらん!」

「してる……オレの大事なTを…」

あ、さりなちゅわん
あいつ扱いしちゃった、御免♪

「奪われたとでも言いたいか?
奪ったのはこっちのほうさ」

「くっ……物色男!」

睨みやがったな、L夫。
許さねえのはお互いさまだな。


L夫は去っていった。

「さりなちゅわん、いつか結婚しような
オレと」

その声は虚空に旅立つ。

おれはのそのそと教室に戻る。



戻るともう授業が始まっていた。

まじかよ。

「T!何をしていた!」

「すいません!何も!」

「そうか、ならいい」

なんだそれ。

まぁおれは先生の話より
さりなちゅわんを妄想するほうが
いいけどな!


───さりな。おまえをずっと幸せにするよ。

───T君……嬉しい

指輪を右手にいれた。

真の愛の刻印が刻まれる。


さりな、おれの脳内はね
結婚の物語まで出来ているんだよ。

つきあうかどーかでもないっス。

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