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☆ラリマーの扉☆

第9章 捨てられし王女は

灼熱の太陽が照るXX村。

村人達は畑を耕したりしていた。

この小さな村をおさめる小さな少女

琥珀 さきえ。

「あら~?」

道ばたに誰かが倒れていた。

「誰かしら?」

さきえは可愛く、キュンとさせる声の持ち主だ。 

息をしているかどうかを確かめる。

「死んでない。気を失っているようだ」

さきえ特有の声に変わる。

「おーい、誰か運んでくれぬか!」

村人達はゾロゾロと寄ってくる。

「うん…?このお姉さんか」

「そうだ。是非ともお願いしたい。私の家まで」

「よし、なら運ぼう」
「うん!」

村人達は力を合わせ、倒れている女性を
さきえの家に運んだ。

「ありがとう。様子は私が見よう」

村人達はコクンとうなずき、ゾロゾロと
帰って行った。

女性は、さきえの二台目のベッドで
眠っている。

「しかし…なぜこの村に?
人目につかぬ村なのに…っ」

さきえは疑問に思った。

「まぁよかろう。歓迎する」

そうつぶやき、自分のベッドにダイブする。

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