
プリンス×プリンセス
第13章 誓いの…
ルークスが顔を上気させて、威勢よく答える。
すると、進行係が合図を出した。
「ティアナ様、扉、開きます」
「はい」
ケープ越しに正面を見据えると、重々しい音と共に、扉が開いていった。
少し薄暗い教会の中には、大勢の人が座っている。
その人達を二分するように、中央にまっすぐ通路が設けられていて、その通路をゆっくりと歩いていく…んだけど。
ドレスの後ろ部分の裾…トレーンと呼ぶ部分が3メートルくらいあって、それを引きずって歩いて行かなければならない。
しかも絨毯の上を、ヒールを履いて、だ。
重たくて歩きづらくて堪らない。
これじゃ姉上には無理だったな。
身代わりになって正解だよ。
トレーンが長ければ長いほど高貴なんだろうけど、これじゃ女性は大変だ。
俺の結婚式の時は、絶対にトレーンなんか引きずらなくていいようなデザインのドレスを着てもらおう!!
…って言っても、まだ相手もいないんだけどさ。
内心ため息をつきながら前を向いた。
すると、進行係が合図を出した。
「ティアナ様、扉、開きます」
「はい」
ケープ越しに正面を見据えると、重々しい音と共に、扉が開いていった。
少し薄暗い教会の中には、大勢の人が座っている。
その人達を二分するように、中央にまっすぐ通路が設けられていて、その通路をゆっくりと歩いていく…んだけど。
ドレスの後ろ部分の裾…トレーンと呼ぶ部分が3メートルくらいあって、それを引きずって歩いて行かなければならない。
しかも絨毯の上を、ヒールを履いて、だ。
重たくて歩きづらくて堪らない。
これじゃ姉上には無理だったな。
身代わりになって正解だよ。
トレーンが長ければ長いほど高貴なんだろうけど、これじゃ女性は大変だ。
俺の結婚式の時は、絶対にトレーンなんか引きずらなくていいようなデザインのドレスを着てもらおう!!
…って言っても、まだ相手もいないんだけどさ。
内心ため息をつきながら前を向いた。
