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プリンス×プリンセス

第33章 騙された‼

俺なら…追い込まれたように感じるかもしれない。

奥歯を噛み締めると、ギリッと音がした。

姉上、ごめん。

姉上の気持ちを考えていたつもりでいた。

だけど、何も分かってなかったんだな。

勢いをつけて体を起こすと、腕を組む。

それが分かった今。

このままじゃ駄目だ。

何とかしてフェールロコノに帰らないと。

姉上に幸せになってもらわなきゃ、それこそ安心出来ない。

そのためには、明日…か。

サーバル国へ行ってどう動くか、考えを巡らせていった。

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