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「大丈夫だよ。そんな心配すんなって」

笑いを浮かべて、茶化すように答える。

だけど、ジュークは笑みなど浮かべる事はなく

「これで２回、でしたか？」

「は…？」

２回？

「よほど気に入られてしまった様ですね」

何かを探るような視線に、思わず眉を寄せた。

気に入られた？何の事だ!?

ジュークが何を言っているのか分からないまま、不満だけをあらわにしていると、ジュークは少しだけ間合いを詰めて

「翌日に支障が出るほど、激しかったのですか？」

囁くような秘めやかな声。

なのに、その言葉は俺の不意をつくのに充分すぎるもので…

「な…！」

一言、音を発しただけで、続きを話すことが出来ない。

ジュークが俺たちの関係を知っているはずがない！

なのに…じゃあ、今の言葉は何だっていうんだ!?

目を見開いたまま、ジュークを見つめる事しか出来ないでいると、ジュークは肩をすくめた。

「幽霊も物好きですね」

「……は？」