
プリンス×プリンセス
第7章 俺が守るから
扉のノブに手をかけた時
「…待てよ」
ディオチェスター王子の腕を掴み、その顔を睨み付けた。
「俺から姉上に話をする」
「お前が?」
意外そうに眉を上げた。
お前に出来るのか?
そう言われてるみたいで、頭に血が上る。
「俺の姿を見れば、姉上も安心するだろうし…」
それに、いざとなれば。
俺には『奥の手』があるじゃないか。
「姉上が会見に立ち合えるようにするから」
自信満々で言い切ると、ディオチェスター王子が眉をひそめた。
「何故そこまで?」
何故?
「だって…」
お前の鼻をあかしたいから?
姉上が国民や他国の人から悪く言われないため?
色々理由はある…けど
「じゃないと、お前、困るだろ?」
そう言うと、ディオチェスター王子の顔から力が抜けた。
よし、勝った!!
ジュークに振り返り
「会見は何時からだ?」
「3時です」
って事は、あと一時間弱か。
「分かった。待ってろ!!」
そう言い残して、姉上の部屋に走り出した。
「…待てよ」
ディオチェスター王子の腕を掴み、その顔を睨み付けた。
「俺から姉上に話をする」
「お前が?」
意外そうに眉を上げた。
お前に出来るのか?
そう言われてるみたいで、頭に血が上る。
「俺の姿を見れば、姉上も安心するだろうし…」
それに、いざとなれば。
俺には『奥の手』があるじゃないか。
「姉上が会見に立ち合えるようにするから」
自信満々で言い切ると、ディオチェスター王子が眉をひそめた。
「何故そこまで?」
何故?
「だって…」
お前の鼻をあかしたいから?
姉上が国民や他国の人から悪く言われないため?
色々理由はある…けど
「じゃないと、お前、困るだろ?」
そう言うと、ディオチェスター王子の顔から力が抜けた。
よし、勝った!!
ジュークに振り返り
「会見は何時からだ?」
「3時です」
って事は、あと一時間弱か。
「分かった。待ってろ!!」
そう言い残して、姉上の部屋に走り出した。
